サンドアートMASAがお届けするクラシックの名曲とサンドアートを併せた作品「クラシックサンドアート」。チャイコフスキーの名曲「白鳥の湖」をサンドアートパフォーマンスとサンドアートムービーで表現。
2018年が続く、日本初のプラネタリウム室(千歳市民文化センター)で開催した「クラシックサンドアート公演(2023年10月)」から半年後、2024年4月の飛鳥Ⅱワールドクルーズ2024のステージで初公開した、新しく再構築した「組曲・白鳥の湖」を公演。スタジオで撮影したライブ映像をお楽しみください。
サンドアートMASAがお届けする 組曲・白鳥の湖
公演を想定して撮影しておりますので、実演部分の編集はしておりません。故に画面の揺れ等はご了承ください。
【サンドアート & 構成】MASA
【映像編集】MASA
【BGM】public domain
・Dimitris Mitropoulos:New York Philharmonic Recorded on November 11, 1957
・Herbert von Karajan conductor, Vienna Philharmonic Orchestra Joseph Sivaux Emanuel Bravets, recorded March 19, 1965
とある小国では新しい産声が響き渡る。誕生したのはオデット姫。
湖畔で花を摘むオデット姫と侍女たちの平和な一時は、突如として崩れ去った。悪魔ロットバルトがフクロウに変身して現れると、彼の不気味な翼の羽ばたきにより、姫と侍女たちは白鳥へと姿を変えられてしまった。かつての美しい湖畔は、荒涼とした岩だらけの風景へと一変し、その魔法の力は強大であった。
王宮の庭で、ジークフリート王子の成人祝いの宴が華やかに開かれていたが、王子は内心憂鬱だった。成人により国の統治者となる重責が彼に託され、王妃を早急に見つける必要があったからだ。母の王妃が現れ、翌日の舞踏会で妃を選ぶよう命じた。宴が続く中、王子は空を見上げ、自由に飛ぶ白鳥に心惹かれ、新たに手に入れた弓を持ち宴を抜け出し、白鳥を追い始めた。
ジークフリート王子が荒涼とした岩だらけの湖で白鳥を追い、月明かりの下で王冠を戴いた白鳥に矢を向けたが、白鳥たちは飛び去り、その白鳥は美しいオデット姫に変わった。彼女は夜だけ人間に戻れる呪いを受けており、解呪の方法は未だ愛を誓ったことがない青年からの永遠の愛の誓いだった。王子は舞踏会での愛の誓いを提案し、姫は心を満たされたが、夜しか人間になれず参加できない。湖上でフクロウの音が響き、ロットバルトが現れ、姫たちを白鳥に戻した。王子は愛を新たにし、帰路についた。
王宮の大広間での舞踏会に、ジークフリート王子の花嫁候補たちが集結。王子はオデット姫との約束を守り、結婚を拒否。その時、ロットバルトと名乗る貴族が娘のオディールと舞踏団を連れて現れる。オディールの美貌に王子は心奪われ、彼女をオデット姫と錯覚。舞踏団のパフォーマンス後、王子はオディールと踊り、彼女に魅了される。一方、オデット姫は白鳥の姿で現れ、王子に注意を促すが無視される。王子はオディールを妃に選び、ロットバルトに永遠の愛を誓う。しかし、雷鳴と共に真実に気づき、絶望の中、オデット姫を探しに去る。
湖畔で、オデット姫の帰還を待つ白鳥の侍女たちは、不安を隠して踊っていた。オデット姫は疲弊し、ジークフリート王子がオディールに愛を誓ったことで呪いが解けなくなったと告げる。侍女たちは忘れるよう勧めるが、王子が現れ、姫は彼の過ちを許し、共に踊る。夜明け前、ロットバルトが現れ、王子を追い払い、姫を白鳥に変える。しかし、王子はロットバルトに立ち向かい、オデット姫の愛に支えられ、共に悪魔を倒す。姫と王子は困難を乗り越え、絆を深めた。
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