サンドアート(SandArt)とは、砂を用いて行う芸術活動のこと。
砂像もサンドアートと言われますが、ここでは砂を使って絵を描き物語を紡いでいくサンドアートのことをいいます。
サンドアートとはなにか、興味のある方は読み進めてください。
サンドアートはいくつかに分類される
サンドアートと言ってもいくつかに分類され、砂を固めて砂像を制作するサンドアートもあれば、糊の台紙に色砂をつけて絵を完成させるカラーサンドアート。
瓶などの容器に色砂を使ってさまざまな模様を描くグラスサンドアート。下からガラスに光を当て、砂を使って映像を制作するサンドアニメーション。下からガラスに光を当て、砂を使って絵を描き次々と物語を展開させるサンドアートパフォーマンスがある。
サンドアートパフォーマンスとは
ガラスの下から投影された光と砂を用いて、次々と絵を描いていき、物語を展開するアートを指す。
世界的に最も著名なサンドアートパフォーマー、イラーナ・ヤハブ(イスラエル)、フェレンク・カーコ(ハンガリー)、クセニア・シモノヴァ(ウクライナ)の3名は、世界3大アーティストと呼ばれている。特にテレビ番組「ゴット・タレント」に出演し優勝したクセニア・シモノヴァ(ウクライナ)の活躍により、世界中にサンドアートの魅力が浸透していったことは間違いない。
その他にも、まだまだ日本では知られていないトップアーティストが世界には存在する。
サンドアートパフォーマーのパイオニア
サンドアートパフォーマーとしてパイオニアは、ハンガリーの芸術家、フェレンク・カーコである。
彼が広島国際アニメーション映画祭のために来日した際、日本ではじめてサンドアートパフォーマンスがお披露目された。
フェレンク・カーコとは?
全世界のサンドアートパフォーマーのパイオニア。
ハンガリー芸術大学でグラフィックデザインを学び、卒業後1973年にハンガリー芸術家財団に加入。その後は国内のTVアニメーションシリーズ作品などをはじめ、多くのクレイアニメーション及び砂アニメーションを制作している。1983年の第36回カンヌ国際映画祭では短編映画部門でグランプリ、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭に入賞、ベルリン国際映画祭でグランプリを受賞。1996年には自身のスタジオ「C. A. K. Ó.」を開設。同年より、サンドアートパフォーマンス活動も開始。
日本では2004年のNTT西日本のコマーシャルなどで砂アニメーションが起用されたり、愛知万博でサンドアートパフォーマンスのライブも行った。